エピソード7

保育の免許を20歳で取得してから25年間保育士として保育園で働いてきました。
子供が大好きで音楽が大好きで自分にとって転職のように感じてこの職業につきました。
もちろんやりがいのあるとても素敵な職業で、自分もやっていて良かったという思うことは何度もありましたが実はそれ以上に辛いことが多かったのも事実です。

一番大変なのは自分にかかってくる責任が重すぎる…という点です。大事な子供さんを預かる訳ですから、お預かりした時と同じ状態で保護者にお返しする!という事が大前提です。擦り傷一つあっても保護者の中には目くじらをたてる方もおられました。何十人もの子供たちをたった一人で保育しなくてはいけません。当然目が行き届かないこともありケガや子供同士のトラブルなど予期せぬ出来事が起こります。
それを保護者に謝り説明して理解してもらう。時には理解してもらえずこじれた事も一度や二度ではありません。未満児クラスでは噛みつきなど問題もありました。
アレルギーのある子への配慮もしなくてはいけません。
命に関わることです。子供たちを養護して守ることの大変さは保育士にとても大変なことです。家に帰ってからも
「〇〇ちゃんそう言えば頭打ったな。お母さんに言ってなかったな」と思い出します。大事になってないといいけど…と思い始めると寝られないこともありました。

保護者の対応も大変です。
信頼関係を築くまで粘り強く声をかけていく!話し合う!を繰り返していかなくてはなりません。一度不信感を持たれると中々信頼は回復しないので保護者の性格などを把握することも大事なことでした。今の時代は子育ても新しい時代です。それを認めながら子供のことを考えて行けるようにする。子供だけでなく保護者にも配慮がいりました。

保育士などの対人間の仕事は自分が幸せでなければできない仕事だと私は思っています。それだけ人に影響を与える仕事だという事です。